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さぬき映画祭2019を2月9日(土)〜11日(月・祝)の3日間で開催しました!

14年目を迎えた今年は、香川で活躍している監督作品や香川でロケが行われた作品の上映など、「さぬき」にこだわったラインナップでお届けしました!

香川ロケ作品プレミア上映喜劇 愛妻物語

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奥様の晃子さんと共にゲストトークに登場してくれた足立紳監督。自身の実体験をもとに描いた作品だそうで、はじまりは9年前にさぬき映画祭のシナリオコンクール出品のために、シナハンで香川に来たのがきっかけ。その時は、残念ながら1次審査で落ちたそうなのですが、今回映画化と東京国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞して、第2の故郷・香川に凱旋できてよかったと満面の笑顔で喜びを伝えてくれました。劇中に出てくる笑えるエピソードの数々も実際の体験が数多く盛り込まれているそうで、映画中の夫婦さながらの掛け合いで、会場を大いに沸かせてくれました。

プレミア上映BOLT

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香川に戻ってきたのは4年前の撮影以来という林監督。BOLTの撮影だけで3年半かかった大作だそうで、ようやく香川でお披露目できてよかったとホッとした様子。そんな今作は、高松市美術館で行われた「ヤノベケンジ シネマタイズ」展のインスタレーション展示中に、お客さんを入れた状態で撮影し、映画の撮影現場としてかなり珍しい状況の中での撮影となったとのこと。主演の永瀬正敏さんが当時の原発作業員の役作りのため、3日間寝ずに撮影に挑みボルトを締める演技中に酸欠で倒れてしまうアクシデントが発生したこともあったそうで、当時の白熱した撮影の思い出を語ってくれました。

自主制作映画傑作選制作者座談会

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さぬき映画祭でこれまで自主制作映画を制作した監督6名で、制作段階の大変さや撮った後の活動の難しさなど、それぞれの苦労や活動方法など赤裸々に議論してくれました。6名の監督たちの話を聞いていた中島貞夫監督からは、14年間シナリオを教えてきて香川に映画作りの文化が育っていると本当に感じる。これからも撮り続けて欲しいと激励を飛ばしてくれました。

響け!伝統の祭り太鼓〜庵治舟祭り〜

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家族連れや地域の方々がたくさん会場につめかけてくれ、和やかな雰囲気の中での上映となりました。上映前には庵治中学校吹奏楽部による演奏があり、上映後にはドキュメンタリーの作中にも登場した庵治小学校締太鼓クラブの皆さんによる庵治締太鼓の演奏がありました。白熱の生演奏が会場を魅了してくれました!

結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-

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ゆゆゆファンからの熱烈な拍手で迎えられた、ゲストの岸総監督と上江洲さん。海と山が見える学校を舞台にしたくて探していて、観音寺にたどり着いたそう。舞台が観音寺に決まってからは、ロケハンのため頻繁に香川に来ていたお二人ですが、アニメの中で出てきた場所の現在の様子などマニアックな現地情報がファンの方から頻繁に入ってきて、本当に愛されてるなぁとありがたかったと話してくださいました。

丸亀高校演劇部フートボールの時間

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史実をもとに作られた戯曲ということで、シナリオを書く上で豊嶋先生は「カルピスはその時代にあったからこれは使えるな」と時代考証がとても大変だったと苦労を思い出して語ってくれました。丸亀高校の歴史を調べている馬場先生からは、当時の女学生がサッカーボールを追いかけていた写真や備品録に加え、当時のサッカーボールを自身で再現したものを用い実際に彼女たちがどのようにフートボールをしていたのか解説してくれました。

さぬきストーリー・プロジェクト「ショートムービー」コンペティション上映会

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今年で5回目の開催となる「さぬきストーリー・プロジェクト ショートムービーコンペティション」。今回もたくさんの応募をいただき、29作品が上映されました。2020年グランプリに選ばれたのは、愛わなびさんの「UDON KNOW?」。今年も10位までの入賞作品に賞金が贈られました。みなさんおめでとうございます!!

ご来場いただいた皆様ありがとうございました!

今年はさぬきに縁のある作品とゲストをお招きしてさまざまなジャンルの映画を上映しました!映画祭開催中、2日間で3700人を超えるお客様にご来場いただき、レポートで紹介したもの以外にも様々なイベントや作品があり、ご来場いただいたお客様や関係者にとっても充実した2日間だったのではないでしょうか。

待ってるツル♪