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さぬき映画祭2019を2月9日(土)〜11日(月・祝)の3日間で開催しました!

今年のテーマは「応援する映画祭」!あの巨匠から若手監督まで、多彩なジャンルの映画上映の他、恒例の人気イベント「真夜中の映画祭」や大ヒットした「カメラを止めるな!」など、良作盛りだくさんの開催となりました!

プレイベントムロツヨシ映画祭

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「さぬき映画祭」のプレイベントとして「さぬきムロツヨシ映画祭」を開催しました!
出演した「サマータイムマシン・ブルース」上映後に、お気に入りの浴衣衣装で登場したムロツヨシさん。「サマータイムマシン・ブルース」の撮影時には休みの間も宇多津町にずっと間滞在していたそうで、今回宇多津町に戻ってきて「懐かしいです」と当時を思い出した様子。 また原作となったヨーロッパ企画の舞台では、今作の15年後を描く「サマータイムマシン ワンスモア」を昨年上演したそうで、本広監督・ムロさんともに「倍以上面白かった」と絶賛。ムロさんからは「続編やろうよ!本広さんやるしかないですよ!」「作るという既成事実を作っちゃいましょう。決定ですよ!瑛太には根回ししていますから。」とニヤリ。本広監督も続編製作に意欲的でした。

オープニング上映多十郎殉愛記

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今回20年振りにメガホンをとった中島監督「やるならこれが最後の作品にと思えるものを作りたかった」と“ちゃんばら”を徹底的にやりたかったので、撮影期間と同じくらいじっくり準備期間をとって殺陣の訓練に挑んだそう。主演の多十郎を演じた高良健吾さんも「ポスタービジュアルではたくさんの人を斬っているように見えるかもしれませんが、実際に命を取るような斬り方をしたのは数人だけなんです。多十郎はなぜここで斬るのか、すごく意味を考えながら演じました。」と作品にかける熱い想いを語ってくれました。

「警視庁捜査資料管理室(仮)」〜第1シーズン名作選〜さぬき真夜中の映画祭

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3年目となるトークイベント「真夜中の映画祭」がいけす道楽で開催されました。9日のゲストには、映画コメンテーター、俳優などの肩書を持つ、赤ペン瀧川さんを迎え、BSドラマ「警視庁捜査資料管理室(仮)」第1シーズンの製作秘話を語っていただきました。
同作品は、瀧川さんの初主演ドラマということで、実際に撮影に使われた台本など貴重な資料も紹介。劇中は「ほぼ一人芝居」であり、膨大な量のセリフを覚えるための苦労話や、本広監督とのエピソードなど、軽妙なトークと鋭い添削で会場を大いに沸かせてくれました。

劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer

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声優の中村 悠一さんは香川県の庵治町出身ということで「ただいま!10数年ぶりに帰ってきました!」と超満員の会場からの暖かい拍手で迎えられました。久しぶりに帰ってきた高松の街の変わりように「高松駅周りの方が華やかになっていましたね」と学生時代の時との違いに驚いたそう。本広監督は3年間ずっとさぬき映画祭にきて欲しいとラブコールを送っていたそうで、中村さんは「その年に近い作品じゃないといけないと勝手に思い込んでいたんです」と弁明、ようやく念願叶っての実現に本広監督も嬉しそうでした。

さぬき映画祭セミナー「映画人によるコア映画講座」

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シネマスコーレ副支配人坪井さんと森さんの2人による軽快なトークで始まった1コマ目。
80年代から90年代によくあった映画館の二本立て文化について、実際あった当時の意外な組み合わせや裏事情などを交えて熱弁してくれました。観客のみなさんも当時を思い出して懐かしそうに聞き入っていました。

明日へ ―戦争は罪悪である―

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高校時代、津田の高校に通っていたという藤監督。撮影場所が小豆島と津田の松原とのことで「思い出深い津田の松原はぜひ使いたかった。」と撮影地への想いを話してくれました。主演の中原丈雄さんも「テーマの重い作品ですが、小豆島の空気や景色が気持ちのいい心地よさこを作品に与えてくれている。」と小豆島の魅力について触れました。藤監督・中原さんともに「戦争の一つの参考映画になるはずなので、たくさんの人に観てもらいたい」と作品にかける熱い想いを語ってくれました。

押井守監督新作映画試写上映会

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押井守監督による新作映画の試写上映会が行われました。情報公開前のシークレット上映ということで、上映前に登壇した押井監督は「完成したばかりの作品で、制作スタッフでも観たのは5人ほど、役者さんやスタッフのほとんどもまだ観ていない」としつつも、「作品はお客さんに観てもらった瞬間から映画になる。さぬき映画祭がこの映画を観てもらえる絶好の機会だった」と語ってくれ、集まったお客さんたちも異例の試写会を興味津々で楽しんでいました。

若手監督作品さぬきセレクション

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「いつか輝いていた彼女は」の前田聖来監督は以前役者をしていたこともあり「こういう嫉妬とかもあるんじゃないかなと思って描きました。」キャストの里内さんからは「芸能を目指している私たちにあの役とあのセリフを言わせちゃう前田さん...」と苦笑い。日高さんからも「悪い女の役ばかりやらされるんですけど」という抗議に前田監督は「昔から知っているからこそ、日高さんの中に私の思う一面を引き出してみたかったんです」とキャストとの仲の良さが垣間見えるトークとなりました。

カメラを止めるな!&「ONE CUT OF THE DEAD」GoProバージョン

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昨年大ヒットした「カメラを止めるな!」を観にたくさんのお客さんで埋め尽くされた会場。GoProバージョンの上映では、上田監督と奥さんのふくだみゆき監督による解説を交えながら「撮影で使う衣装の血まみれのTシャツを家のベランダで干していて、ご近所に変に思われないかなと心配だった。」と低予算撮影ならではの裏話を披露してくれました。

伝説巨神イデオン特集

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Gレコの帽子をかぶって登壇してくれた富野由悠季監督。久しぶりに上映を観て「何度か観たけど、こんなすごい作品とは知らなかった」と富野監督自身も驚いていて、客席からは拍手が。「人間関係の入れ子構造が上手だなと思った。たった一つのセリフで人間関係を繋げてる。すごいよね!」と今回改めて観直してみて印象が変わったと感慨深げ。イデオンの大ファンという本広監督も「省略の仕方が上手くて、それでいて人間関係に奥行きがあって」と興奮気味に語っていました。

さぬきストーリー・プロジェクト上映会&さぬき映画祭スペシャルコンテンツ

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恒例となっている「水曜どうでしょう」藤村・嬉野両ディレクターの今年の新作は、ムロツヨシさんとのコラボ作品!コンセプトは「違和感」ということで、時代劇仕立ての3部構成に。殺された父の仇討ちを決意した妻と娘に、ランニングウエア姿の「通行人ムロツヨシ」が毎回見切れつつもからむ姿に、会場は終始爆笑。藤村さんは「ムロくんは天才。まさかの着物で来たから!」と、当日私服で来てと言われて浴衣で登場したムロさんの話題に触れ「どう違和感を出そうかと思ったよ」と当日のまさかのハプニングで笑わせてくれました。

さぬきストーリー・プロジェクト「ショートムービー」コンペティション上映会

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今年で4回目の開催となる「さぬきストーリー・プロジェクト ショートムービーコンペティション」。今回もたくさんの応募をいただき、26作品が上映されました。2019年グランプリに選ばれたのは、さぬき未来映画プロジェクトの「善通寺的な恋の始まりの物語」。今年は10位までの入賞作品に賞金が贈られました。おめでとうございます!!

ご来場いただいた皆様ありがとうございました!

豪華ゲストをお招きしてさまざまなジャンルの映画を上映し、プレイベントを含む4日間で6千人を超えるお客様にご来場いただきました。レポートで紹介したもの以外にもUDONツアーや、トークイベントなどたくさんのイベントや作品があり、ご来場いただいたお客様や関係者にとっても充実した4日間だったのではないでしょうか。

待ってるツル♪