sanuki story project

68フーが雲になってやって来た。 香川県  匿名希望さん
不思議な話 その他
 ある日、小さな野良猫がやって来た。
我が家の猫のエサをもらいに、小さな体をもっと小さくしてやって来た。その時から我が家の家族になりました。ふらっとやって来たから、名前は風太郎、呼び名はフー。フーは、野良猫なのに、なぜか良い香り、香水の様な香りがしてました。それは、ずうっとです。十八才、多分です。本当のところ、何才だったのか?おそろしく長生きしてた様にも思えます。病気もせず、元気にー。
 フーは背中に追の子を持ってました。追の子をおんぶしてる様な模様になってるのです。不思議でした。動物病院の先生がびっくりするくらい、おとなしい、優しい男の子でした。
 フーには、不思議な出来事、話が沢山あります。不思議な出来事をお話します。フーが亡くなって(多分です。)二年目、雲になって私の前に現れた事です。
私は現在三木町に住んでいます。それまで高松市内に住んでいました。三木町に移り住むに当たり、悩みがありました。それは、フーが心地よく過せる居場所が無い事です。毎日悩んでいました。
 ある日突然、フーが姿を消しました。十月の土曜の事です。心配しました。そして、姿を消してちょうど三週間目の土曜日の朝、私の夢枕に出てきました。玄関の戸を開くと、顔を泥で汚したフーが我が家に初めてやって来た時と同じポーズで居たのです。私の顔を見て、一声ニャオーと言って消えました。
 そして、二年目の十月に突然私の前に姿を現したのです。それもまた大空にー。雲になってー。私は、茫然となりました。ただひたすらスマホのシャッターを押していました。
 フーは、我が家の守神でした。今度、またいつか私の前に姿を現してくれるのかー。待っています。