sanuki story project

145楽しい自主制作映画あるある 香川県  ろんぱちさん
笑える話
香川では自主制作映画の撮影が盛んです。でも自主制作って結構たいへんなんですよ。

通常、映画はチームで作ります。

キャストさん、監督やカメラマンはもちろん、メイクや美術、衣装さん等など そして一番大変なのが作品全体を統括するプロデューサーさんです。

スポンサーさん集めやロケ地の撮影許可、協力を得るためにチームに先発して挨拶に回るのもプロデューサーさんの仕事の一つ、そこでこんなエピソードが。

新しい自主制作映画の撮影のためとある農家さんのご協力をいただきました。

今日はロケハン、クランクインする前に実際に撮影現場に行ってイメージを膨らませたり、いろいろと確認したりする作業です。

カメラマンや監督、助監督、その他スタッフ総勢6人ほどで お約束の時間ピッタリに現場に到着しました。もちろん先頭を切ってあるくのは先にご挨拶にうかがっていたプロデューサーさんです。

農家のご主人と対面すると、、、

「ありゃ、ホンマに映画の撮影なんやなぁ!」

と驚かれています。

「いや、ちょっと言い難いんやけど、、正直疑ってたんよ。。」

「やって、いきなり変なオジサンが名刺持って挨拶に来て、映画撮らせてくれって、、、新手の詐欺かと思ってなぁ。。」

「それになんか胡散臭いやろこの人、、」

と視線の先に プロデューサーさんの姿が、、、、

「まぁ確かに多少胡散臭いかも、、、」

香川県の自主制作映画界では その名を知らない人はいない名プロデューサーさんも普通の人から見ればちょっと変わったオジサンに見えちゃうンですよね。

一同変に納得したところで 場が和み、ロケハンも無事終了 その農家さんからは その後も多大なご協力をいただき 映画も完成する事ができました。

「映画を撮るのって面白いなぁ!」
完成した作品を見ていただき 農家さんも大満足のご様子。

見るのもいいけど、作る側に参加するともっと面白いのが映画制作です。

ちょっと胡散臭いオジサンがご挨拶に行ってもとりあえずお話を聞いてあげてくださいね。きっと素晴らしい体験をすることが出来ますよ。