sanuki story project

110夢のタイムカプセル 香川県  匿名希望さん
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今から17年前、私は幼いころから夢を目指して東京で活動していました。しかし、30歳の時に父親がガンで亡くなり、志半ばで高松に戻ってきて、父の会社を継ぐ事にしました。私が社長となり、叔父(父の弟)が会長でした。仕事も軌道にのり、結婚して子供ができ、夢を諦めたものの、幸せを感じるようになっていました。ところが、41歳に私は原因不明の病気にかかってしまい、2年間会社を休むことに。治療に専念し、再び出社したときには、私の弟が社長になっており、会長の叔父が異常とも言えるワンマン体制で仕切っていました。昨年、母が亡くなり、会社の会長である叔父の陰謀で、弟と相続争いをすることになってしまいました。それまで良好だった兄弟は修復できない程仲が悪くなってしまいました。私は会長の叔父から呼び出され、突然、会社を解雇されました。
 裸一貫の自分に何ができるか考えた時、自然とペンを持ち、紙に向かっていました。脳内のタイムカプセルが開かれて、描きたいものがどんどん溢れ、facebookにひたすらアップしていきました。しばらくして、私が描いた絵が香港の人気トップの漫画家の先生の目にとまり、「漫画雑誌に描いてみない?」と声をかけていただいたのです。現在、香港の漫画雑誌に連載中。東京じゃなく、さぬきにいても、夢は目指せられる!まだ40代後半、もう一度、夢を目指します。