投稿作品sanuki story project

平成5年当時44歳の私は、BS放送でアメリカンフットボール (NFL) にハマっていて、 チームを創ろうと大それた事を思い続けていて、いつしか大阪のオフィシャルショップへ行き防具一式を揃え、一人河川敷でトレーニング。フル装備でボールを投げては走り 、 今思えば滑稽なシーンを演出していたなあと思います。「ナイスタウン」、「情報かがわ」 等にメンバー募集を投稿したが、集まったのは二人。一人は大学チーム出身者。現状を見て失望したのか即退部(当たり前かな)。一人は未経験者でNFLオタク。マネージャータイプかな?でも唯一のメンバー。しばらく二人だけの練習。先がない。すぐさま防具を付けず少人数でできるタッチフットボールに方針転換。またまた大阪へ、日本タッチフットボール協会公認審判員の資格を取りに今度は二人で。五人を集め協会登録。チーム名は「マジェスティック・ジョーカーズ」=誇り高き恥知らず達。香川大学アメフト部で休学中のメンバーがいたのでメキメキ上達。翌年と次の年も中四国代表として日本選手権(千葉マリンスタジアム)に出場。と言っても四国には徳島と2チームだけ。徳島に勝って中国代表との決定戦は相手が棄権。難なく出場決定。結果は散々だったが四国から来たということが称賛された。その後私は家業に専念?する為代表を退いたが、いつの日か転勤組が多かったせいか解散したとの事。あれから2 0数年、今高松、いや香川でタッチフットボールチームが存在しているのか判らないが、香川県に唯一のクラブチームが数年間存在していた事を、県民のほとんどが知らずに自己満足だけに終わっていくのが、今何も出来ない私は少し後悔しています。