sanuki story project

42私たち、さぬきで夫婦になりました。 香川県  匿名希望さん
笑える話 家族ネタ
私の主人は、アメリカのアイダホ州の山間にある田舎の町から、5年前に香川県にやってきました。日本に来た当時は、なんと「Marugame」という日本語しか知らず、空港で親切なおじさんに腕を引っ張ってバスに乗せてもらい香川に到着しました。そんなのんきでおっちょこちょいな夫の話の一部です。
<耳から石?!>主人の耳掃除をしていた時、耳の中に黒くて硬い物体を発見。悪性腫瘍かもしれないと急いで耳鼻科へ連れて行くと、なんと耳から石が。しかも、周りの小さい子供はすごくおとなしいのに、主人は「いたーい、いたーい」と叫びまくり、お医者さんや看護婦さんは「がまんしてね」と大爆笑。石が取れた瞬間に小声で「ふーありがとう」とつぶやいていました。診察室でかなり恥ずかしい私は、(ここは妻としてではなく通訳として連れてきた体でいこうと心に決め)三歩下がって控えておき、お医者さんが「伝えてあげてください」と言ったら、夫に近づいて診察を伝えました。本人曰く、約一年耳が聞こえにくかったらしいです。
<ため池でスイスイ>香川県はため池が多く、田舎育ちの主人も、香川県の自然が大好きで、(どの道を通ったらこうなるのか)いつも服に葉っぱや引っ付き虫を沢山つけて帰ってきます。ある日、私が仕事が終わって帰宅途中、車で信号待ちをしていると、家から(家の前の)ため池に向かって動くオレンジ色の大きな物体を発見。急いで駐車場に車を止めて見てみると、案の定、主人がオレンジ色のゴムボートに乗って、ため池を読書をしながらスイスイ。そこへお隣の男の子とお母さんがやって来て、「いつも大変ですね。ははは」と去っていきました。あきれて何も言えない私は、「日本人の奥さんがいるって言わないでね」と主人に言ってその場を後にしました。
<アメリカ人なんだもん事件>結婚前、初めて私の実家に来た主人は、夕食後なんと大きな体を横にしそのまま寝始め、全く起きず父・母・姉・私(小さな日本人4人)が隅に座って、ガリバー王国状態になったことがあります。さらに私の父や姉、友だちには○○さん。私には、○○ちゃん。なのに私の母には、なぜか呼び捨てです。夫は最近、「○○なんだもん」を覚え、「なんでお母さんだけ呼び捨てなの?」と聞くと「アメリカ人なんだもん」とよく分からないことを言っていました。