sanuki story project

330天使の伝言 香川県  和泉敏之さん
感動した話
俺は家庭教師として働いている。
俺には好きな香川県ご当地アイドルがいた。
すぐに会いに行ける。彼女の追っかけになって、顔見知りになれた。
俺はいつしか恋に落ちてしまった。

だが、彼女には想いを伝えられない。
それどころか、彼女の好きな物さえ聞けない。

そこで家庭教師の女子高生に尋ねた。
「彼女のイベントに行って話してくれない?」
生徒は笑顔で答えた。
「もちろんいいですよ」

はにかみ屋な俺はアイドルと生徒を繋ぎ、「伝言を伝える役」になってもらった。

「好きなタイプは誠実な人らしいですよ」
家庭教師の授業はアイドルからの話で始まる。

そしてその日が来た。生徒が伝えてくれた。
「先生のこと、好きらしいです。イベントで優しく声かけてくれるから」

俺は自分のことばで想いを告げることを決めた。
キューピットになってくれた生徒には感謝しか出来ない。