sanuki story project

139初めてのケンタッキー 香川県  イサエモンさん
切ない話
住んでる近くにはなかった眩しすぎるケンタッキーフライドチキンに行った。
20歳のころ既に極度の近眼だった私は初デートという事でイキッて(かっこつけて)眼鏡を外していた。
店に入り注文しようとしたがどんなメニューかもわからないしそもそも後ろのメニュー表も見えない。
「これでえーわ」
「店内で食べられますか?」
「おうっおー」

初デートでの昼食はバケツみたいな入れ物に入ったパーティーサイズ(多分7本入り)のフライドチキンだった。