投稿作品sanuki story project
116HELP!!
香川県 メルルーサさん
笑える話 家族ネタ・子ども時代
兄がまだ小学校低学年のとき風邪を引いた。
母が近所の病院に連れて行くとき、兄は
「注射しない?しない?」と怖がったので、
「大丈夫。注射せんよ~」と、母は優しく言った。
病院での診察結果はやはり風邪。
そこでお医者さんが、おもむろに一言。
「じゃあ、注射しとこっか」
その言葉を聴いた瞬間、兄は椅子を蹴り逃げ出した。
しかし母に、その細い腕を掴まれ
看護婦さんに捕らえられると、診察台に乗せられた。
ぷりんっと可愛らしいお尻をむかれても、まだ抵抗する兄。
暴れながら、涙を流して叫んだという。
「だましたなっ!!助けてくれっ---!!」
今年で齢50を数える兄の、この昔話で正月に盛り上がっていると
母がぽそりとつぶやいた。
「あの子、誰に助けを求めたんかな?」
いやっ、それ、あんたやっ!!
母が近所の病院に連れて行くとき、兄は
「注射しない?しない?」と怖がったので、
「大丈夫。注射せんよ~」と、母は優しく言った。
病院での診察結果はやはり風邪。
そこでお医者さんが、おもむろに一言。
「じゃあ、注射しとこっか」
その言葉を聴いた瞬間、兄は椅子を蹴り逃げ出した。
しかし母に、その細い腕を掴まれ
看護婦さんに捕らえられると、診察台に乗せられた。
ぷりんっと可愛らしいお尻をむかれても、まだ抵抗する兄。
暴れながら、涙を流して叫んだという。
「だましたなっ!!助けてくれっ---!!」
今年で齢50を数える兄の、この昔話で正月に盛り上がっていると
母がぽそりとつぶやいた。
「あの子、誰に助けを求めたんかな?」
いやっ、それ、あんたやっ!!