sanuki story project

185コンキンカカーンカカンキーンコーン♪ 香川県  うっちーさん
笑える話
 2013年に就職で初めて香川に足を踏み入れ、今年でうどん県民歴4年目を迎えた。毎日うどんを食べることを楽しみにやってきたが、うどん県民になって半年で身体が白米を求め始めていることに気付いた。さすがに毎日は食べなくなったが今でも一週間に1回はうどんを食べている。
 私がまだ香川に来たばかりの頃、香川出身の友人から面白い話を聞いた。友人曰く、香川県の中でも西と東では方言が違うため、あるフレーズを聞いて何のことを表しているのか分かれば、その人は西の出身であるというのだ。

そのフレーズとは・・・「こんきんかかん、かかんきんこん」

福島出身の私には全く理解できなかったが、これは「年賀状」のことを表しているそうで、それが分かる人は香川県の西(西讃)の出身らしい。(きっとこれを読んでいる香川県出身の方でも分かる人と分からない人がいるはず・・・)
 最近では私も多少讃岐弁を理解できるようになり、友人から教わったこの「うどん県民出身地方当てクイズ」を香川県出身者に行っている。

私:「ねえねえ、これ知ってる??」
友人:「え?なに?!」
私:「こんきんかかん、かかんきんこん」
友人:「んん?なんて??」
私:「コンキンカカン、カカンキンコーン」
友人:「えっ?もう一回」
私:(気合を入れて)「コンキンカカーンカカンキーンコーン♪」
友人:「あっ・・・分かった!!学校のチャイム」
私:「んん?!」

 いくら讃岐弁を使えるようになったとはいえ、やはりイントネーションやアクセントはまだまだ本場のうどん県民のそれには程遠いようだ。まずは「うどん県民出身地方当てクイズ」の出題をスムーズにできる日を目指して、今日もうどんをすすりながらうどん県民の会話に耳を傾けている。

※「こんきんかかん、かかんきんこん」=「(年賀状が)こないから書かない、(年賀状を)書かないからこない」