sanuki story project

283海のふしぎ 香川県  和泉敏之さん
感動した話
俺はつい最近、片思いだった女性にフラれた。この気持ちはまるで崖の上から突き落とされたかのようだ。俺は何も考えられなかった。俺の心と体は分離して、俺は宇多津の街をうろついた。

そこで電話が鳴った。東京にいる後輩の女の子だった。彼女は香川から東京に出て、芸能界を目指して努力している。彼女に失恋のことを伝達した。

彼女はテレビ電話に切り替えるよう、俺に伝えた。俺はスマートフォンに搭載されているSkypeを使用した。

「海を見たいの! 海まで行って! 東京の海はあまり好きじゃないから!」

俺は失恋の後にまだ女性に振り回されるのかと、静かな怒りをためていた。

宇多津の臨海公園に着いた。スマートフォンをの画面を海に向け、彼女に海を見せた。

するとどうだろう。海を見ていると、俺の心も仏のようになった。

「瀬戸内海ってキレイだよね?」

俺の心は彼女の言葉と行動に波打たれて、彼女の心へと歩き始めた。