sanuki story project

55UDON楽 香川県  UDONGAKUさん
感動した話 地域の話
2011年1月に私は高校の後輩に紹介したい人がいるんですと言われ、夜食事をすることになりました。彼は東京の音楽大学で指揮者をしてるM氏。会っても音楽通ではない私は専門的なことは話せませんでした。ただ年末にいつもジルベスターコンサートをTVで見るのですが、12時ジャストの日付が替わる際に、クラシックの演奏を終え、会場全体に花吹雪が舞うのを見て、「こんなコンサートが地方都市高松で出来たら楽しいやろーな」と思っていたのでそれを話しました。そうしたら彼は「先輩ぜひやりましょうよ私 棒振りますので、、、」と言われました。
1年後また思い出し、助成金のプレゼンをしに行ったらまぐれで通ってしまい。かかる費用は700万助成金は、100万とあと600万足りないことに気づき、あわてて実行委員会を作成しました。

会議は音楽家3人に対して7人がクラシックをわからないメンバー。まとまるわけがない。終わりには音楽家に「ちゃんとやれるんですか?」と仲間割れ。お金も足りるかどうかわからないのに喧嘩ばかりの前半。協賛まわりと言っても誰が興味あるかわからないというある意味無謀な団体。そこから協賛めぐり。優しい人もおりますが、大半は何それ?と疑問の声。音楽に詳しくないので「その人有名?」と言われても「たぶん」と答える始末。

それでも応援してくれる人はいるもので「一人ぐらいさぬきにもバカが必要だから」と賛同を少しずつ頂くようになり。そんなこんなで10月が来ました。TVも少しは取り上げてはくれるものの、「本当に人来るんですか?」「どこまで計画出来ているんですか?」
出来ている訳がないに決まっている。だって素人だもん。凹みながら開き直る毎日が続きました。

ある日、立ち上げを手伝ってくれた友人に「こうちゃんのイメージしたこと出来たらえーやん」と言われ そうや何よりも自分が満足して思い通りのことしたらえーわーと思うようになりました。

そこからは迷うことなく自分のイメージを強烈に描き。約束した後輩指揮者にカウントダウンの曲をきっちり0時ちょうどにあわしてもらう事がすべてだと感じました。そしてその通り、カウントダウン曲は成功し、中四国で初めてのジルベスターコンサートをこの小さな街でも出来ることを証明したのです。昨年で3回連続で行うことが出来ました。これからも地域盛り上げれたら嬉しいな。