sanuki story project

87国際交流 香川県  たきちさん
笑える話 その他
約10年前、米国高校生がホームスティしていた。
旅立ちの前日、餞別を考えていた私は、仲間達の全写真データーをプレゼントすることとした。だが、米国の映像ソフトの企画を知らない。メディアの企画も知らない。私もパソコンの知識も無いが、来ている高校生達も詳しくなさそうだ。また、私の知っている全英語・コンピューターの知識を総動員しても、彼らとそこまでの意思疎通は無理と思われる。あきらめかけた、私に名案が浮かんだ。
「プリントアウトすればいいんだ!」
全写真を自動印刷させながら、ポケットアルバムを購入するため出かける。時間は深夜12時を廻っている。昼間だったら写真屋で購入できるが、この時間では無理だ。まずコンビニだ。一番近いコンビニへ向かう。レジの2名が「いらっしゃいま~せ~」と感情の少ない応対する。店内には他に客がいない。写真関係の売り場に行くが、ポケットアルバムは見つからない。
レジに向かい、ポケットアルバムの有無を確認した。だが、レジ係は、2名とも外国人で日本語が苦手なようだった。2人は理解できない言葉で会話して一人が売り場から戻ってくる。『これか~?』手にしていたのは『使い捨てカメラ』だった。必死に身振り・手振りで説明し。他の店員が戻ってくる。『これか~!』。手にしてたのは『四角い灰皿』だった。何度も繰返すが2名の店員はふざけてるか?とおもうくらい一生懸命に違うものを持ってきた。
20分位してポケットアルバムは諦めた。
翌年、私は英会話スクールに入会した。