児玉凛は「好き」という気持ちに確信を持つことができない。彼氏、クラスメイト、バイト先の客…様々な場で人の好意に触れるも、それらをどこか冷めた目で、疑いの目で見てしまう。ある祭りの日、凛は初めて「好き」という感覚を掴みかけるが…。
(c) 2016 VIPO 文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2015」完成作品
アパート管理会社で働く木吉は、あるコンビニでクレーマーに飛び蹴りをかまし、女性店員のマコトはその飛び蹴りに心を掴まれる。木吉はマコトの笑顔のためにクレーマーを蹴り続けるが、マコトを変えてあげたいという想いが徐々に膨らんでいった。
(c)YUJI MITSUHASHI
英会話講師のチエコは、ネイティブスピーカーの存在に押されて授業のコマ数を減らされている。一児の母のミカコは、夫に二人目の子どもを切望されている。駆け出しの小説家のショウコは、汚ない部屋のなかで書けずにもがいている。三人の女性たちはそれぞれ悩みを抱えながら小さな嘘をつく。彼女たちがその先に見つけたものとは?